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むかし懐かしい味…駅弁サンドイッチ

 このところ珍しく朝早くに  外出する用事が続き、季節の変わり目で天候も寒暖の差が激しからか、ちょっと風邪気味の日が続いており体調を整えることを一番に留意しております
そんなたまの早朝出勤の際に楽しみにしている朝食があります
JR大船駅にて販売しております大船軒の駅弁サンドイッチです

先日も朝6時の大船軒売店開店を数分待って、シャッターが上がり開店すると同時にこのお気に入りのサンドイッチを仕入れ、急ぎ東海道線  下りに乗り込みました
6時早々の下り東海道線は踊り子号などに使われる一車両に2つのドアの車両編成のため、遠足気分でリクライニングシートに腰掛け車窓の景色を見ながら朝食がとれます
以前私共のお客様が鎌倉観光ガイドとして活動しようと鎌倉検定の資格試験にチャレンジされ、大船駅の名物で日本初の駅弁は…みたいな設問に、自信を持って『鰺の押し寿司』(たしかに大船軒と言えば鰺の押し寿司の方が有名だと思います)と答えたら   となり、なぜ?と調べたらサンドイッチが正解だったという話を伺ったことがあります

このサンドイッチは明治32年に登場した日本で初めての駅弁サンドイッチらしく、その中身のハムも外国人  が大船近くの横浜市戸塚あたりで日本初で作ったハム工場(現・鎌倉ハム富岡商会)での作り方を学んで、人気のために供給不足になったハムをいち早く自家製造にて対応したそうです
ちょっと前には横浜駅を代表する崎陽軒にもサンドイッチがあったはずなのですが、ファストフード店やコンビニの台頭からかいつの間にか姿を消してしまい、私のお気に入りのむかし懐かしいサンドイッチは近場ではいまのところ私の知る限り大船軒のみとなってしまいました
本当にシンプルこの上ないサンドイッチなのですが、一切れの大きさといい、全体のボリュームといい、またまたちょっぴりマスタードが利いたハムサンドとチーズサンドの割合といい、なんだかこれ以上は削リ落とすところがないというような、例えて言えば引き算のデザインのシンプルな素敵なジュエリー  とどこかで通ずる魅力があるような感じがしています

私が以前に愛知県豊橋市と名古屋市に修行中の数年居住していたころからの習慣で、毎日自宅にて読む新聞以外に通勤途中では必ず中日新聞系列の東京新聞を購読しています
現在東京新聞では神奈川新聞同様に、五木寛之さんの「親鸞」が毎日連載小説  として掲載されており、小田原を過ぎ車窓の景色が段々と海岸と田園風景に移り変わっていく眺めに、小説親鸞の昨日の続きをお気に入りのサンドイッチを摘みながら読み進める時間に小さな幸せを感じてました… 
世の中は年々すごいスピードで変化しています、だからこそなのかこのところはなぜか昔懐かしいノスタルジックなものに心惹かれることがよくあります 
店頭にて毎日お客様と接していますと、今年は大きな震災を経験してしまったことにより何か今まで当たり前のように歩んできたスピードを一度ギアチェンジして、すべての事象を見直してみるきっかけになったという方がとても多いと感じています
目新しく、お洒落なサンドイッチも良いですが、こんな昔懐かしい駅弁サンドイッチも魅力いっぱいだなぁ・・・と、ウトウトとし始めた意識の中で色々なことに思いをはせたある日の早朝出張でした 
(※ ちなみに、この駅弁サンドイッチはほぼお昼過ぎぐらいまでで売り切れていることが多いです・・・)

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