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山梨で運命の一冊の本と出会いました…・


先週末の9・10日に、突発的な用事が発生し、まず絶対に普段は店を空けない土・日曜日に山梨県まで急遽泊まりがけで行って参りました。
(この両日、事前にご来店予約をいただいておりましたH様、T様K様、G様にはこちらの勝手にて担当スタッフ交代や日時変更等を、快くご了承賜りましたこと、この場を借りてあらためてお詫びかたがた御礼申し上げます)
なにしろ突然のことでしたので、宿泊先もインターネットであわてて探して手配をし、バタバタと出発しました。
新宿まで着いた時点で、あいにく運が悪いことに昼過ぎに発生した事故の影響でJR特急ダイヤが乱れ、現地到着が1時間近くも遅れてしまい、ヤキモキし通しでした。
現地到着後、なんとか無事間に合い所用を済ませた後、まだ日の明るいうちに早々と宿泊先ホテルにチェックインしました。
その翌日も思いの外、早い時間帯にフリータイムとなってしまい、帰路は余裕を持って夕方の土・日のみ運行の横浜直通特急はまかいじ号に乗車予約をとっていたこともあり、約3時間以上の時間がポッカリと空いてしまいました。
たまたま現地で一緒になった旧知の修行先時代の先輩に、時間あるんならミレーでも見てきたら…と強く勧められ、わたくしもせっかくの機会だからと考え「種をまく人」「落ち葉拾い」を鑑賞しに行って参りました。

恥ずかしながら、久し振りの美術館訪問でしたが、入館チケット販売所スタッフの若いお嬢さんが、わたくしの格好が美術館には似つかわしくなかったからか、「こちらへはご旅行先としてお見えになられてますか?」と問いかけられ、「宿泊先の記録になるようなものをご提示いただければ、特別料金になりますが…」と言われました。
あいにく駅コインロッカーに荷物をすべて預けてきてしまったので、残念ながら何も証明になるものはありませんと答えたところ、「では宿泊先の名前を教えてくださいますか…」と言われ、ホテル名を答えたら、なな…なんと「では旅行者特別料金で400円いただきます…」(ミレーのある常設展のみチケット)と言われ、思わずココは県立…だったよなぁと、杓子定規ではない、とても快く行き届いたサービス対応に、ある意味ミレーの絵画以上に感動を覚えました。
また、もう一つ今回の短い道中で、かけがいのない一冊の本と出会うことができ、これもまたちょっと感動をした出来事でした。
それは土曜日の晩のこと、ホテルにチェックインした後、フロントの方に教えていただいた道すじでフラフラと街に夕食を取りに出掛けました。
なにしろ慌てて予約した初めてのホテルですから、町のどの辺に位置してるかも定かではなかったのですが、すぐに大きな昔ながらのアーケード商店街入り口にたどり着きました。

 よくTVニュースなどで地方商店街の衰退を聞いてはおりましたが、 実際に目にしてみると予想以上に驚くほど閑散としており、腕時計を確認するとまだ7時前だというのに、本当に数人の人としか行き合わず、地方商店街の深刻な現状を肌で感じてしまいました。
 そんなシャッター続きのアーケードをとりあえず奥へ向かって進んでいくと、 やっと点々と営業している飲食店などの先に、一軒だけ明りが漏れる営業中の店舗らしきものが見えてきました。
 段々と近づいてみるとそこは本屋さんで、店入り口脇のレジカウンターに独り年配のご主人が立っており、店内に入ってみると、横浜駅近辺の大型書店とはあきらかに違って、あらゆるジャンルの書籍が一緒くたに並べられ、また店内中央のメインの陳列台には、これまたジャンル違い、大きさも違うまちまちの書籍が平置きに三列でずらっと並べられておりました。
今晩寝るまでの時間潰しに、なんか面白そうな本でもないかなと見渡していると、一角に他のコーナーとは場違いなように全くの同じ本が4冊縦置きにして固められて並べられているのが目に飛び込んできました。

なんとはなくそのコーナーに近寄り、ふとその本の背表紙に書かれたタイトルに惹かれ、手にとってパラパラとページをめくった時点で、大袈裟なようですが、これは…と息をのみました。
本の内容は、わたくし自身が心の奥底で、常日頃から真剣に思い考え、その明確で自分なりに納得できる答えをどこかに探し求めている事に直結した内容でした。
本の詳しい内容は割愛させていただきますが、本当にわたくしがまさに探し求めていた答えを、先達の作者が全く同じように自身の体験を通じて答えを探し求め、それなりの結果を導き出すまでの考え方を書きしるした本で、読めば読むほど自分のことが書かれているのではと錯覚を覚えるような内容でした。
そういえば、以前ある方から「ふと耳にした歌の歌詞や、何気なく見た映画のワンシーンなどの暮らしの中で見落としがちなところに、何かを紐解く鍵となるヒントがあると、いつもそう心がけています…」という話を聞かされたことがありました。
昨晩もちょうどTVの番組で、楽天の野村監督が長年プロ野球の世界で監督として一番大切にしていることは、「気づき」を教える事であると語っておりました。

今回突然山梨へ向かった理由は、実はわたくしが社会人としてスタートする際、誰よりも一番にお世話になった方の葬儀へ参列し、最後のお別れのご挨拶をする為でした。
だからこそ私としては、今回偶然に出会ったこの本は、その方から最後の教えとして、「お前も、早く気づけよ!」というメッセージだと信じて受け止めております…。

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